『ランドセル海を越えて』の本を三女ちゃんと 読みました
三女ちゃんが選んだ この一冊
読み聞かせをしながら思わず涙が溢れてしまい なかなか読み進めるのに苦労しました
この本は カメラマンの内堀タケシさんの写真と文で綴られた一冊です
舞台は アフガニスタン
日本の子供たちが使わなくなったランドセルをアフガニスタンの子供たちに送る活動があります
その活動を通して アフガニスタンの子供たちの様子を
内堀さんの写真と文章で語られています
1枚1枚の写真の中の アフガニスタンの子供たちの
ランドセルを受け取った時の宝物を手にしたような笑顔と
生き生きと真っ直ぐに生きている姿が美しすぎて
胸がつまりました
アフガニスタンの現状

長く紛争状態が続いているアフガニスタンは とても貧しい国
生まれてから5才になる前に亡くなってしまう子供も多い国
電気やガス 水道もありません
火は薪でおこし 水は自分たちでくんで運んでいます
電気がないので ランプやろうそくで明かりを灯しているそうです
アフガニスタンの子供たち

子供も大事な働き手として考えられているこの国では
誰もが 6才になったからといって 学校へ通えるわけではありません
通うことができても カバンや文房具を揃えられるわけではありません
校舎は内戦で崩れていて でもそのまま学校のあった場所で
屋外を教室として使っていたり
小さな黒板だけが 学校の印だったり
教科書も ノートも 鉛筆もなく 地べたに書いてみたり
ただ先生の話を聞いている状態の学校も多いそうです
それでも みんな 学校が大好きだそうです
アフガニスタンの子供たちは ランドセルを知りません
日本から送られた丈夫なランドセルは カバンはもちろん 机がわりにも使われています
ランドセルを受け取った子供たちの顔は 喜びと希望に満ちていました
アフガニスタンの子供たちにとっても
アフガニスタンに暮らす大人たちにとっても
ランドセルは希望の象徴なのかもしれません
本を読んで 三女ちゃん(8才)の感想
三女ちゃんは
日本では学校があって ノートや教科書が当たり前にあって
みんなランドセルを背負って学校に行く
そのことが当たり前ではない国がある ということに驚いていました
卒業したら ランドセル送りたいな
ランドセルの中には えんぴつと けしごむ あとノートも入れておこうね
あと おてがみも 入れたいな
私にできることは 何だろう

アフガニスタンだけではありません
信じられないとこですが 今もまさに この日常の中で 戦争が起こっている国があります
豊かな日本にいて この場所から 私にできることなんてあるんだろうか
大きなことはできそうにありません
でも 今回のように ランドセルを贈る活動に参加することも一つのできること
この活動じゃなくてもいいのです
ランドセルは6年間共に歩んだ子供達の成長の証
手放したくないお子さんだっているでしょう
それはもちろん大事な気持ちです
その気持ちは自分の気持ちとして大事にしてほしいと思います
内堀さんのように 写真で現状を伝えるような素晴らしい活動はできなくても
何かを発信することはできるかもしれない
文章 音楽 イラストや漫画 映画で発信する人もいるでしょう
何か行動を起こせるきっかけを探るためにも
まずは『知る』ことが 私たちにも 子供たちにもできる
とても大事なこと 大切な一歩だと思います
これからの世界を作っていくのは子供たちですから
子供たちが 世界で起こっていることを知り
何かを感じるきっかけを
数々の力強い写真や言葉を通して与えてくれる一冊でした

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